安保法案反対、学者150人会見 「首相判断で戦争可能」


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安全保障関連法案に反対し気勢を上げる学者たち。呼び掛け人のノーベル物理学賞受賞者の益川敏英氏(前列左から6人目)ら約150人の学者が参加した=20日午後、東京都千代田区の学士会館

 幅広い専門分野の研究者でつくる「安全保障関連法案に反対する学者の会」が20日、東京都千代田区の学士会館で記者会見し、廃案を求める声明を発表した。呼び掛け人でノーベル物理学賞を受賞した益川敏英京大名誉教授は「首相の判断で戦争ができる法案だ」と強く批判した。

 会見には上野千鶴子東大名誉教授、池内了名古屋大名誉教授、山口二郎法政大教授、小森陽一東大教授、吉岡斉九州大教授ら約150人の学者が参加した。
 学者の会には、20日現在で1万1千人以上の学者・研究者が賛同。今後、若者らと連携した抗議活動も予定している。
(共同通信)