憲法、安保もっと知りたい 高校生が勉強会企画


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憲法カフェで高木吉朗弁護士の解説を聞く参加者ら=那覇市銘苅

 高校生らが弁護士から憲法や安保関連法案について学ぶ「憲法カフェ」がこのほど、那覇市銘苅の飲食店で開かれた。沖縄尚学高校3年の佐藤健士君(17)が企画し、コザ法律事務所の高木吉朗弁護士らが憲法や集団的自衛権などについて分かりやすく解説した。

 主催した佐藤君は「安保関連法案をめぐる政府や世論の動きをテレビで知り、日本の政治の動向などを理解できていないことに気付き不安を感じた。まずは知ることだと思い、憲法について学ぶ場をつくった」と話した。
 「憲法カフェ」には佐藤君がSNSを通じて呼び掛けた高校生から社会人の男女9人が参加し、憲法について学びながら自分たちができる行動について話し合った。
 高木弁護士は憲法とは何かを問い掛けながら「主権者は国民だ。国をつくる主役という自覚を持ってほしい」と訴えた。
 「憲法カフェ」に参加した沖縄尚学の高校3年生(17)は「今はまだ自分の意見として主張できるほど考えがまとまっていない。さらに多くのことを学んで自分の考えを持てるようになりたい」と述べた。
 沖縄弁護士会は今回のように憲法に関する講師を派遣している。問い合わせは弁護士会(電話)098(865)3737。