「地権者意向反映を」 西普天間跡地策定委が答申


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 【宜野湾】3月末に返還されたキャンプ瑞慶覧・西普天間住宅地区の跡地利用計画策定委員会(委員長・池田孝之琉大名誉教授)は21日、佐喜真淳宜野湾市長に計画案を答申した。市は24日の庁議で計画を決定する。

計画案は文化財、支障除去、土地利用、地権者合意形成、推進体制の5項目で付帯事項を設け「地権者の意向を反映する機会を設けた上で、計画を策定すること」などを求めている。
 付帯事項は、整備予定の管理型墓地について「市墓地基本計画の考え方も踏まえた上で、地権者の意向に配慮し、位置を決定すること」などを盛り込んだ。隣接するインダストリアル・コリドー地区南側部分と土地利用の整合性を図ることを求め、道路設置については「広域的なネットワークや将来交通量への対応を留意し、検討すること」とした。