辺野古沖でフロート引き上げ 台風対策か


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海上に張られていたフロート(浮具)を引き上げるクレーン=23日午前9時23分ごろ、名護市辺野古

 【辺野古問題取材班】米軍普天間飛行場の移設に伴う名護市辺野古への新基地建設で23日午前、辺野古沖で沖縄防衛局がフロート(浮具)を引き上げる作業が確認された。台風対策とみられる。市民らは抗議船2隻、カヌー7艇で抗議行動を展開した。

 米軍キャンプ・シュワブゲート前では午前7時ごろ、市民ら約30人が工事関連車両の基地進入を阻止しようとしたが、県警機動隊に排除された。
 県警は警察車両と鉄柵で囲い込んだ場所に市民らを押し込んだ。市民らが出すように求めて激しく詰め寄ると、現場責任者が「こいつが殴った。採証」など指示し、部下にビデオで市民らを撮影させていた。
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