油防止膜引き揚げる 市民、機動隊と衝突


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基地内に入ろうとする車両を止めようと機動隊と衝突する市民ら=24日午前7時ごろ、名護市辺野古の米軍キャンプ・シュワブゲート前

 【辺野古問題取材班】米軍普天間飛行場の移設に伴う名護市辺野古への新基地建設を巡り、24日早朝、米軍キャンプ・シュワブゲート前では市民らと機動隊がもみ合いとなり、現場は一時騒然となった。

 一方、海上では浮具(フロート)を固定したり、油防止膜(オイルフェンス)を陸上部へ引き揚げたりするなど、台風12号の接近に備えたとみられる作業が確認された。新基地建設に反対する市民の海上抗議はなかった。
 ゲート前では午前7時ごろ、基地内に入る車両を阻止しようとゲート前に座り込む市民らが機動隊と衝突した。県警の隊列に押され、男性1人が転倒し、脇に立てかけていた脚立に接触。男性にけがはなかった。「過剰警備じゃないか」と市民らの怒号が飛び交った。男性は「謝罪しろ」と県警に詰め寄ったが県警からの謝罪はなかった。
 海上では、シュワブのビーチでクレーン車を使いオイルフェンスを陸上部分に片付ける様子が確認された。
 【琉球新報電子版】