豊かな大浦湾、全国発信 ダイビングチーム、写真集を来月出版


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「大浦湾の生きものたち」

 新基地建設問題で揺れる名護市の大浦湾で活動するダイビングチームすなっくスナフキンは写真集「大浦湾の生きものたち」(南方新社)を8月中旬に出版する。655種の生き物の写真約850点を掲載し、生態系の豊かさを全国に発信する。

スナフキン代表の西平伸さん(57)=名護市瀬嵩=は「大浦湾を守るべきだと発信したい」と意気込んだ。
 大浦湾は山の栄養を運ぶ三つの川が流れ込み、深場や浅瀬など独特の地形を形成する。これまで表立って基地問題には触れてこなかったが、生き物の消失や湾への影響に危機感が高まっているという。
 写真集はカラーA5判で124ページ。税抜き2千円。問い合わせは南方新社(鹿児島県鹿児島市)(電話)099(248)5455。