沖縄の米軍基地を視察 海外NGO、研究者らがスタディーツアー


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佐喜真美術館の屋上で普天間飛行場を視察する沖縄スタディーツアーの参加者=27日午後、宜野湾市

 平和や軍縮活動に取り組む海外のNGO(非政府組織)メンバーや研究者らが27日、来沖した。沖縄の米軍基地問題を学ぶ「スタディーツアー」として訪れたもので、ネパールや韓国、米国、英国から計10人が参加している。29日までの3日間、普天間飛行場やその移設が計画される名護市辺野古、嘉手納基地などを視察する予定。

 米ハワイ州から参加したカイル・カジヒロさんは「歴史を知れば、沖縄で起きている基地問題は単純な不正義だと実感する」と話した。
 27日は南部の戦跡地巡りの後、普天間飛行場に隣接する宜野湾市の佐喜真美術館を訪ねた。沖縄ジュゴン環境アセスメント監視団の真喜志好一さんが、米軍がブルドーザーで集落を接収して飛行場を建設した経緯などを説明した。
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