「西普天間」国際医療拠点で初会合 国内外の研究状況説明


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 【宜野湾】3月末に返還された米軍キャンプ瑞慶覧の「西普天間住宅地区における国際医療拠点の形成に関する第1回協議会」が27日、宜野湾市の沖縄コンベンションセンターで開催された。2015年度中に数回の会合を持つ予定で、地元関係機関と連携を取りながら、具体的な内容をまとめる。

 協議会は冒頭のみの公開で、内閣府の松本洋平政務官や翁長雄志県知事、佐喜真淳宜野湾市長、琉球大学の須賀原一博副学長、宜野湾市軍用地等地主会の又吉信一会長らが出席し、国際医療拠点の在り方について、それぞれの立場から意見を交わしたほか、取り組みの報告があった。野村総合研究所からは国内外の高度医療研究の状況が説明された。
 内閣府によると、出席者からは関係者間の合意形成を求める意見が上がったという。佐喜真市長は「協議会の議論を進め、国際医療拠点の実現に取り組んでいきたい」と述べた。