維新、参院に安保対案提出の意向 時期は明らかにせず


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 維新の党の松野頼久代表は30日の記者会見で、安全保障関連法案の対案を参院にも提出する意向を示した。衆院で対案を提出し、否決されたことを踏まえ「同じものは出せない。(手直しなど)党内手続きが終わってから提出したい」と述べた。具体的な時期は明らかにしなかった。

 23日の会見で提出を見送る可能性に言及していたことには「対案の提出で国民に分かりやすい議論ができる。(合憲性をめぐる)政府案との差がはっきりする」と説明した。
 維新の対案は、政府案が集団的自衛権行使の要件とする「存立危機事態」に代わり「武力攻撃危機事態」を新設、個別的自衛権の範囲拡大で対処するのが柱。
(共同通信)