辺野古基金4億円に 全国から支援の声続々


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「政府の圧力に負けずに頑張ってほしい」などと全国から寄せられたメッセージの束=28日、那覇市の辺野古基金事務局

 米普天間飛行場移設に伴う名護市辺野古への新基地建設阻止を目的とした「辺野古基金」の事務局は30日、寄付金が29日までに4万9934件、4億478万3283円に達したと発表した。

4月の設立以来、3カ月超で4億円を突破した。事務局には全国各地から「日本政府からの圧力に負けない沖縄の運動を支援したい」などのメッセージも続々と寄せられている。
 寄付に「沖縄が日本とアジアの平和の架け橋になるよう期待したい」のメッセージを寄せた北海道の鷲頭(わしず)知子さん(65)は取材に対し「新基地問題は私自身の問題でもある。沖縄に行って座り込みしたいがなかなかかなわない。これからも一緒に闘いたい」と話した。
 長崎県の男性(74)は「基地反対運動に頑張る姿を見て、その苦労と気迫に感銘を受けた。強い意志を感じる」と抗議運動にエールを送っている。辺野古基金の15年度の目標額は7億円。