辺野古取り消し「あとはタイミング」 知事が重ねて意向


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 翁長雄志知事は7月30日に行われた週刊誌「アエラ」の対談企画で、政府の普天間飛行場移設計画に関する前知事による名護市辺野古の埋め立て承認について「それ(取り消し)以外にないと思います」との問い掛けに対して「そうですね。あとはタイミングですね」などと話し、取り消す意向をあらためて示した。

2日付の朝日新聞が報じた。
 前県政による埋め立て承認について検証した第三者委員会は7月16日、承認手続きに「瑕疵(かし)が認められる」とする報告書を翁長知事に提出しており、県は報告書の内容を精査している。読み込みなど精査には3週間程度かかるとされる。
 朝日報道によると、週刊誌の企画で、作家の佐藤優氏の質問に対して翁長知事が答えている。
 取り消し時期については「それだけは言うわけにはいかない」と述べ、言及を避けた。