一時作業中断に歓声 海上作業確認されず


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 【辺野古問題取材班】名護市辺野古への新基地建設に反対する市民らは、4日午前、辺野古の米軍キャンプ・シュワブ前で、工事関係車両の基地内への通行を阻止しようと抗議行動を展開した。午前7時ごろ、機動隊と衝突する場面もあったが、けが人はなかった。

 午前10時20分ごろ、一か月の作業中断の一報が入り、市民らからは拍手と歓声が上がった。うるま市から座り込みに参加している70代男性は「私たちの行動の成果だ。今後も全国で一緒になって頑張って、基地建設を止めたい。絶対にあきらめない」と興奮気味に語った。
 一方、辺野古の海上では辺野古崎付近のフロート(浮具)を撤去している様子が見られたが、スパッド台船は付近で確認できず、海上作業は見られなかった。市民らは船2隻とカヌー少なくとも14艇を出して新基地建設に抗議した。
 【琉球新報電子版】

一時作業中断の一報を聞いて歓声を上げる市民ら=4日、名護市辺野古の米軍キャンプ・シュワブゲート前
米軍キャンプ・シュワブの浜にフロートを引き揚げる作業員。手前は新基地建設に反対する市民らのカヌー=4日午前9時28分、名護市辺野古