政府、辺野古移設を維持 衝突回避へ来週協議 


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 政府は4日、沖縄県の米軍普天間飛行場(宜野湾市)の名護市辺野古移設をめぐり、関連工事の一時中断を決めた。移設方針を維持する一方、県との衝突を避けるため、集中的に協議して理解を得たい考えだ。安倍晋三首相は7日に東京都内で翁長雄志知事と会談する予定。菅義偉官房長官は11日に沖縄入りして翁長氏と会い、協議を始める見通しだ。翁長氏は移設計画の撤回を求める。政府は工事中断の譲歩で局面打開を探るが、主張は平行線をたどっている。

 政府は菅氏をトップに、外務、防衛など関係省庁によるチームを集中協議の窓口とする。沖縄県は安慶田光男副知事を中心に、関係部局が対応する。
(共同通信)