首相、「非核三原則」に言及せず 広島原爆式典で


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 安倍晋三首相は6日の平和記念式典のあいさつで「非核三原則」に言及しなかった。首相は第2次政権発足後の2013、14年の式典では「非核三原則を堅持しつつ、核兵器廃絶に、世界恒久平和の実現に力を惜しまぬことを誓う」と述べていた。

 非核三原則は、核兵器を「持たず」「つくらず」「持ち込ませず」という日本政府の基本的な核政策。政府筋は盛り込まなかった理由について「全く他意はない」としている。
 今回、首相は「核兵器のない世界」との言葉を3回使い、核兵器廃絶への取り組みを主導する考えを強調した。
(共同通信)