協議書の取り下げ求める 県民会議が防衛局前で集会


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沖縄防衛局の児玉達哉報道室長に辺野古埋め立ての実施設計協議書の取り下げを求める要請書を渡す平和運動センターの大城悟事務局長=6日午後1時5分、嘉手納町の沖縄防衛局

 【嘉手納】基地の県内移設に反対する県民会議は6日、嘉手納町の沖縄防衛局前で、国が県に提出した米軍普天間飛行場の名護市辺野古移設に関する実施設計協議書の取り下げを求める緊急集会を開いた。

平和運動センターの大城悟事務局長が要請文を児玉達哉報道室長に手渡した。
 大城事務局長は「ボーリング調査が完了していない中、調査を終えた箇所から着工するやり方は姑息(こそく)だ。埋め立ての既成事実化を狙った暴挙だ」と批判し、協議書の取り下げと、新基地移設の断念を求めた。
 集会で沖縄ジュゴン環境アセスメント監視団の真喜志好一さんは「来週から辺野古での防衛局の作業は止まる。私たちは休戦せず、工事が永久に止まるように抗議の声を上げ続けよう」と呼び掛けた。
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