「県の要望聞き、概算要求臨む」 沖縄関係予算で山口沖縄相


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 【東京】山口俊一沖縄担当相は7日午前の会見で、翁長雄志知事が沖縄関係予算3千億円台確保を政府に要請することに「基地問題と振興予算はリンクしていない。県の要望を聞かせてもらい、これを受けて概算要求に臨んでいきたい」と、前向きな姿勢を示した。

 山口氏は閣議に合わせて、菅義偉官房長官ら関係閣僚と沖縄に関する会議を開いたと説明した。菅氏から、政府と県が米軍普天間飛行場の名護市辺野古移設計画で工事を1カ月一時停止し、県と集中協議を開くことで合意したとの報告があり「沖縄に行ってしっかり話していきたい」との話があったという。
 山口氏は集中協議について「集中期間で解決への道筋が出るか不透明だが、今後も継続して話し合いをしていこうとなると思う。半歩以上前進していると思う」と述べた。
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