首相談話に歴史認識の継承明記へ 14日臨時閣議で決定 


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 安倍晋三首相は、戦後70年談話に歴代内閣の歴史認識を全体として継承することを明記する方向で調整に入った。政府関係者が7日、明らかにした。14日午後の臨時閣議で決定する。首相は、1995年の村山富市首相談話に盛り込まれた先の大戦に関する「おわび」の記述を見送る意向。過去の談話を全体として引き継ぐ姿勢を示し、国内外の理解を得たい考えだ。

 首相は7日の自民党役員会で、70年談話を14日に閣議決定したいと表明。内容について一任を取り付けた。同時に「先の大戦を踏まえ、戦後の歩みや歴史を静かに振り返りながら英知を結集し、未来に向けた談話にしたい」と説明した。
(共同通信)