辺野古土砂搬出反対、住民の会設立へ 長崎・五島


この記事を書いた人 Avatar photo 琉球新報社

 名護市辺野古の新基地建設で埋め立てに使用される土砂の採取予定地とされる長崎県五島市椛島(かばしま)で、周辺の市民が土砂搬出に反対する動きを見せている。

新上五島町(しんかみごとうちょう)の環境団体「五島の環境を考える会」が中心となり、8月中旬に「椛島の土砂で辺野古の浜を埋めさせない住民の会」(仮称)の設立集会を開く予定だ。
 7月下旬に準備会を立ち上げた。今後、周辺に広く声を掛け大勢の参加を求める。「五島の環境を考える会」の歌野敬(けい)代表は「住民の会を立ち上げることで、五島の土砂が搬出されることに関心を高めたい」と話した。設立後は五島市や長崎県などへの申し入れや反対署名運動に取り組む。「辺野古土砂搬出反対」全国連絡協議会にも加わる予定だ。