「冷却期間置き県の考え聞く」 集中協議で官房長官


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 菅義偉官房長官は9日、フジテレビの報道番組に出演し、米軍普天間飛行場の辺野古移設計画について、今月10日から移設作業を停止し、翁長雄志知事と1カ月にわたり集中協議する背景を説明した。

 菅氏は「沖縄県で第三者委員会の報告が出た。知事が埋め立て承認を取り消すのではないかと報道がされていた」と述べ、翁長知事が、承認取り消しに向けた検討を進めていることが理由の一つだと明らかにした。
 菅氏はその上で「このまま進むのではなく、やはり冷却期間を置き、落ち着いた雰囲気で政府の考え方をもう一度話し合い、同時に沖縄県側の考え方も聞いてみたい」と述べた。