官房長官「忌憚のない協議を」 11日に初回の協議


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 【東京】菅義偉官房長官は10日午前の会見で、米軍普天間飛行場の辺野古移設問題をめぐり、10日から作業を1カ月停止しての集中協議期間に入ったことに「政府と県の間で忌憚のない意見交換、協議ができればいい」と歓迎した。

 菅氏は11日に来県し、県庁で翁長雄志知事と初回の協議を行う予定。菅氏は「普天間の危険除去と辺野古移設に関する政府の考え方、沖縄の負担軽減、目に見える形で実現すべき政府の取り組みをあらためて説明したい」と述べ、現行の辺野古移設計画を進める政府の立場で協議に臨む考えを示した。
 辺野古移設への反対姿勢を貫く翁長知事の説得材料について問われると「新たな材料というのはなくて、政府の取り組み姿勢をしっかり示したい。普天間の危険除去、固定化をどうやって避けるか沖縄県の意見をしっかり聞きたい」と強調した。
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