安保法案廃案意見書提出へ 県議会与党、可決見通し


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 県議会与党5会派は10日、県議会で代表者会議を開き、参議院で審議中の安全保障関連法案について、廃案を求める意見書を県議会の臨時会に提出することを決めた。

臨時会は24日の開会を目指す。今後、野党、中立会派や無所属の県議らとの調整を進め、19日に開会予定の議会運営委員会で臨時会への提出を諮る。
 与党は法案が参院を通過して成立する前に県議会の意思を示すことが重要だとして、意見書の提出を検討してきた。
 法案に反対するか、廃案を求めるかなども議論してきたが「より強い表現が必要だ」(与党県議)として廃案を求める意見書とすることにした。
 議会運営委員会での協議が決裂した場合は、規則に基づき議員定数(48人)の4分の1(12人)以上で臨時会の開会を請求する。県議会は与党多数となっているため、法案に賛成する立場の自民、公明両党が反対しても賛成多数で可決される見通し。