米軍訓練「比国に」 下地氏ら関係閣僚に要請


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フィリピンのデルロサリオ外相(右)と会談する維新の党国会議員ら=11日、フィリピン国内

 【東京】フィリピンを訪問中の下地幹郎衆院議員ら維新の党の国会議員の5人は11日、同国のガズミン国防相、デルロサリオ外相と会談し、在沖米軍基地の負担軽減について要請した。

下地氏によると、両大臣ともに米軍の訓練をフィリピンで増加させることについては前向きな意向を示した。
 下地氏によると、会談では「米軍は沖縄に駐留し、そこからフィリピンやグアムやオーストラリアなどでの訓練を増やし、域内を移動することによって動的抑止力を実現していくことが合理的だ」と述べ、在沖米軍基地の訓練移転の必要性を強調した。
 下地氏の要請に対しデルロサリオ外相は「米国がフィリピン近隣地域で存在を高める考えは支持している。その中において日本と協力することは非常に重要だ」と述べ、日米比の国防協力を強める意向を述べた。