【ワシントン共同】米国防総省は12日、過激派組織「イスラム国」に対し、トルコ南部インジルリク空軍基地から出撃した米軍有人機による空爆を初めて実施したと発表した。米軍は今月4日から同基地を使った無人機による空爆を始めており、同組織掃討を目指す作戦を強化した。
AP通信によると、同基地を飛び立った複数の米軍F16戦闘機が、シリア領内の目標を攻撃した。具体的な場所や回数は明らかになっていない。
トルコ政府が7月に同基地の使用を米国に許可したことを受けた措置。同基地は同組織が「首都」とするシリア北部ラッカに近く、湾岸諸国の基地から出撃するよりも迅速な到達が可能。
(共同通信)