県が再発防止など防衛局に要請 米軍ヘリうるま沖墜落


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事故について県の要請を受ける沖縄防衛局の小柳真樹次長(左から2人目)ら=13日午前10時10分ごろ、県庁

 県の町田優知事公室長は13日午前、米陸軍の特殊作戦用MH60ヘリコプターが12日にうるま市沖で米軍艦船への着艦に失敗し、墜落した事故を受け、県庁を訪れた沖縄防衛局の小柳真樹次長と外務省沖縄事務所の中野大輔副所長に対し、事故の原因究明と公表、再発防止策を含む安全管理の徹底を米軍に申し入れるよう求めた。

 県の運天修基地対策課長は事故について「第一報を含めて情報がなかなか入って来なかった。細かい情報を提供してほしい」と求めた。小柳次長は「今回、必ずしも事故後、情報が関係者に行き渡る状況にはなかった」と説明した上で、「改善できるところがあれば改善したい」と述べた。
 県は同日午後、米陸軍にも直接申し入れる予定。【琉球新報電子版】