【辺野古問題取材班】米軍普天間飛行場の移設に伴う新基地建設計画をめぐり、名護市辺野古の米軍キャンプ・シュワブのゲート前では13日午前、建設に反対する市民ら約40人が抗議の座り込みを行っている。参加者からは12日に起きた米軍ヘリうるま市沖墜落事故に対し「11年前の沖国大墜落事故を思い起こす事故がまたしても起きた」との声が相次いだ。
ゲート前の集会で、基地・軍隊を許さない行動する女たちの会共同代表の高里鈴代さんは事故について「自衛官も同乗していていたことが判明した。安保法制をこれから整えていくように見せながら、実は先へ先へと実態が進められている証拠をまざまざと示した」と批判した。
辺野古の海上作業の1カ月停止が始まって4日目を迎え、シュワブに出入りする工事車両や海上での作業は確認されなかった。座り込みを続ける市民らは作業停止の期間中、辺野古を訪れた人たちを対象に船で大浦湾を案内する取り組みなどを始めた。
【琉球新報電子版】