県、禁止区域は後半実施 辺野古潜水調査


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 名護市辺野古の新基地建設に伴う浮標灯(ブイ)設置などで岩礁破砕許可区域外でサンゴ礁などが破壊されていないか調査するために、県が米軍の臨時制限区域での潜水調査を計画している件で、県が予定している調査計画の概要が13日までに分かった。

10日間の調査期間中、4日目までは臨時制限区域を示す浮具(フロート)やブイを固定するコンクリートブロック周辺、5、6日目に埋め立て区域周辺、7~10日目に立ち入り禁止区域全体を潜水し、海底の状況を写真撮影する計画を立てている。
 県は17日の週にも調査に入りたい考えで、準備を進めている。一方、県が撮影した写真を公開する前に米軍に事前提出する必要や公表自体に関し米軍の同意が必要になる可能性があると米軍から防衛局を通して県に伝えられている。公開の手続きをめぐり、県と防衛局、米軍の3者による調整が続いている。