県外石材搬入を公開 那覇空港第2滑走路建設で総合事務局


この記事を書いた人 Avatar photo 琉球新報社
那覇空港滑走路増設事業に使う県外石材の搬入について説明する沖縄総合事務局職員=14日午後2時14分、那覇港新港ふ頭

  那覇空港第2滑走路建設事業を進める沖縄総合事務局は14日午後、護岸工事で使うために鹿児島県奄美大島から運び込んだ石材を那覇港新港ふ頭で報道各社に公開した。総合事務局によると、採石後に水で洗浄し、搬出時に4段階の目視調査で外来生物が残っていないかなどを確認したという。県外からの埋め立て用材搬入を規制する県条例が制定されているが、11月の施行より前の搬入のため同条例は適用されない。

 奄美大島から石材は船で運ばれ、12日に千立方メートルが、14日に千立方メートルが那覇港新港ふ頭に到着した。公開時、石材は台船からトラックに移し替えられ、そばのヤードにストックされていた。県外石材は海象条件を見ながら、海上や陸路で工事現場に運ばれる。総合事務局は2016年10月ごろまでに護岸工事の大半を終える予定だ。
【琉球新報電子版】