【ソウル共同】韓国の朴槿恵大統領は15日、日本の植民地支配からの解放70年を祝うソウルでの「光復節」記念式典で演説した。安倍晋三首相が14日に発表した戦後70年談話について、残念な部分が少なくないとした上で「歴代内閣の立場が今後も揺るがないと国際社会に明らかにした点に注目する」と述べ、一定の評価をした。ことし国交正常化50年の節目を迎え、未来志向の姿勢も示した。
一方、「歴史認識継承を公言したことを誠意ある行動で示すべきだ」とし、旧日本軍の従軍慰安婦問題で「日本政府は早期に適切に解決するよう望む」とあらためて日本政府の対応を求めた。
(共同通信)