「沖縄、差別的状況だ」 国連特別報告者が知事と面談


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翁長雄志知事(右端)と面談するビクトリア・コープス氏(左端)=17日午前9時19分、県庁

 国連人権理事会や国連総会に報告書を提出することができる特別報告者のビクトリア・タウリ=コープス氏が17日午前9時すぎ、県庁で翁長雄志知事と面会し、「これだけの基地負担を沖縄が負わなければならないのは『差別的な状況』ではないかと思う。沖縄の自己決定権実現に向け、できる限り支援していきたい」と述べた。

 コープス氏は16日に名護市辺野古で座り込んでいる市民らから話を聞いたことを紹介し、「沖縄が置かれている状況について情報を得ることができた」と翁長知事に説明した。翁長知事は沖縄の歴史や基地形成過程を説明し、「『普天間飛行場が世界一危険だから、またお前たちが(代替地を)負担しろ』と政府は言っている。こんな理不尽なことはない」と自身の立場を説明した。
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