中谷防衛相に批判の声 ゲート前、100人座り込み


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 【辺野古問題取材班】米軍普天間飛行場の移設に伴う新基地建設をめぐり、名護市辺野古の米軍キャンプ・シュワブのゲート前では17日午前、建設に反対する市民ら100人近くが、雨が降る中で抗議の座り込み行動を行った。前日に県知事や名護市長と会談し、改めて新基地建設の意向を示した中谷元・防衛相に対して批判の声が上がった。

 早朝からゲート前でマイクを握った元公務員の高垣喜三さん(66)=本部町=は、「中谷氏は抑止力論で基地建設の必要性を繰り返すだけだ。軍事評論家が抑止力論に疑問を呈しており、県民の多くは真っ向から反対の意思を表明している。絶対に新基地建設は許さない」と、道行く運転手らに訴えた。
 午前10時すぎから始まった抗議集会には、本部町や沖縄市の島ぐるみ会議のメンバーらが駆け付けた。