ひとり親家庭支援の充実策判明 国が補助、空き店舗活用


この記事を書いた人 Avatar photo 琉球新報社

 政府が今月末のとりまとめを目指すひとり親家庭支援の充実策が20日、判明した。経済的、精神的に不安定になりがちな子どもが地域で孤立するのを防ぎ、学習機会も提供する居場所づくりの推進を初めて打ち出した。商店街の空き店舗の活用も見込んでいる。

 支援団体などから増額の要望が多い児童扶養手当は、年末の予算編成で拡充を検討する。厚生労働省が2016年度予算の概算要求に盛り込む。
 ひとり親家庭の親は夜間まで働きづめのケースも多く、子どもが行き場を失ってコンビニでたむろしたり、町をうろついたりして学習意欲が低下する恐れがあるほか、犯罪に巻き込まれるなどの懸念がある。
(共同通信)