佐賀空港関連経費計上せず 防衛省、オスプレイ配備で 


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 陸上自衛隊が導入する新型輸送機MV22オスプレイの佐賀空港配備計画に関し、防衛省が2016年度予算の概算要求に関連経費を計上しない方針を固めたことが20日、防衛省関係者への取材で分かった。

 配備計画に対する地元の同意が得られていないため、防衛省は予算計上を困難と判断したとみられるが、幹部の1人は「計上しないのは、態度がはっきりしない地元に圧力をかける意味もある」としている。
 政府は14年7月に配備計画を佐賀県に説明。当時の古川康知事は配備受け入れに前向きな姿勢を示していたが、15年1月に就任した山口祥義知事は「白紙」との立場を表明。
(共同通信)