ギリシャ首相が辞表、総選挙へ 来月20日有力


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ギリシャのパブロプロス大統領(右)と会談するチプラス首相=20日、アテネ(ロイター=共同)

 【ローマ共同】ギリシャのチプラス首相は20日夜、パブロプロス大統領に辞表を提出し、できるだけ早い時期に総選挙を実施するよう求めた。投開票日は9月20日が有力視されている。内閣の総辞職を受け、近く選挙管理内閣が発足する見通し。

 欧州連合(EU)は財政危機に陥ったギリシャに対し、増税や年金改革などの財政再建策の実行を条件に最大860億ユーロ(約11兆9千億円)の新たな金融支援を開始したばかり。政局が混迷して改革が停滞すれば、同国の財政破綻やユーロ圏離脱の危機が再燃する恐れがある。
(共同通信)