ロシアは「重大な脅威」 米軍展開調整と国防長官


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 【ワシントン共同】カーター米国防長官は20日、国防総省で記者会見し、ウクライナ南部クリミアを強制的に編入したロシアについて「非常に重大な脅威」だと述べ、同国に対抗するため米軍の展開能力を質量ともに調整していると強調した。

 米軍制服組トップの統合参謀本部議長に就任するダンフォード海兵隊司令官が、7月の議会公聴会でロシアが「最大の脅威」と証言するなど、米軍内でロシアに強硬姿勢で対処する必要性を訴える声が相次いでいる。
 カーター氏は、ロシアが核兵器を保有していることに加え、昨年のクリミア編入を通じて「重要な局面で敵対者として振る舞った」と指摘した。
(共同通信)