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【辺野古問題取材班】米軍普天間飛行場の移設に伴う名護市辺野古への新基地建設に反対する市民らは21日午前、辺野古の米軍キャンプ・シュワブゲート前で座り込みを続けている。ゲート前には100人超の市民らが集まり「基地の現状を知って学び、自分の知識として蓄えたい」などとさまざまな意見を交換している。
八重山の平和祈念資料館でガイドを務める島尻優楓(ゆか)さん=八重山高校2年=は「八重山には基地問題ではなく自衛隊基地問題があり、賛成、反対で友人関係にまで影響が出ている」とため息を漏らした。「沖縄で今起こっている現状を学び、知ることで賛成、反対だけでなく活発な意見が言えるようになる」と述べると、市民らから拍手が上がった。
「基地の県内移設に反対する県民会議」の北上田毅さんは「翁長雄志知事は、国連演説をする前に辺野古埋め立ての承認取り消しをする必要がある」と力強く訴えた。さらに「前知事による岩礁破砕許可の執行停止、海上ボーリング調査の執行停止も並行して取り消さなければならない」と主張した。
【琉球新報電子版】