米総領事が就任あいさつ 知事「基地集中、理解を」


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翁長雄志知事(右端)に就任あいさつするエレンライク在沖米総領事(右から2人目)=21日午後、県庁

 18日付で就任したジョエル・エレンライク在沖米総領事が21日、県庁に翁長雄志知事を訪ねた。翁長知事は「きょうはあいさつの場なので多くは言わない」としつつも、沖縄に米軍基地が集中している問題に触れ「この辺が理解できなければ難しいことが起こる」と伝えた。その上で「理解の中から物事が進んでいけばと思う」と話した。

エレンライク氏は「私も沖縄の方々の意見を理解している。総領事として争点ばかりでなく日本、沖縄との交流も深めたい」などと述べた。
 エレンライク氏は職業外交官で、前任の在フィリピン米国大使館で経済担当公使だった。【琉球新報電子版】