マイナンバー法案、今国会成立へ 個人番号と年金の連携延期


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 政府・与党は21日、年金情報流出問題で中断していたマイナンバー法改正案の参議院での審議を27日に再開すると決めた。同法案は今国会で成立する見通しとなった。個人情報保護を優先する民主党の要求を受け入れ、マイナンバー制度の個人番号と年金との連携時期を延期する修正を盛り込んだ。

改正法案は、個人番号を2018年から金融機関の預金口座にも適用する内容で、マイナンバーの民間利用が進むことになる。
 修正では、まず日本年金機構がマイナンバーの個人番号と基礎年金番号を連結し、年金相談などに使えるようにする時期を、当初計画の16年1月から最長で17年5月まで遅らせる。
(共同通信)