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【辺野古問題取材班】講演のために来沖した「平和学の父」として知られるヨハン・ガルトゥングさんが22日午前、米軍普天間飛行場の移設に伴う新基地建設が進む名護市を訪れた。午前11時ごろ、瀬嵩の浜からフロートが設置された大浦湾を視察した後、米軍キャンプ・シュワブゲート前を訪問した。
ガルトゥングさんは大浦湾を見渡し、「この美しい海を壊すことは、許されることではない」と述べた。ゲート前では市民らを前にマイクを握り、「安倍首相は『積極的平和』という言葉を盗用し、本来の意味とは正反対のことをしようとしている」と政府の姿勢を批判。集まった人たちからは大きな拍手がわき起こった。抗議を続ける市民らには「みなさまには拍手を送りたい。時間はかかるが、きっと望むことを成し遂げることができる」と激励した。
この日、ゲート前では約100人が抗議活動を展開した。海上での作業は確認されていない。【琉球新報電子版】