宜野湾市長、普天間固定化を懸念 集中協議に「危機感」


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 【宜野湾】佐喜真淳宜野湾市長は22日午後、宜野湾市役所で記者会見を開き、米軍普天間飛行場の名護市辺野古移設をめぐる県と政府の集中協議について「協議の推移に強い危機感を抱いている」と述べ「普天間の固定化、継続使用は絶対にあってはならない」と懸念を表明した。佐喜真氏は「市民が抱えている不安をしっかりと訴えたい」として、4回目以降の集中協議に出席できるよう来週中にも県と政府に要請する。

 佐喜真市長は集中協議について「固定化、継続使用というものが日米両政府から発信される。危機感を持ちながら協議を進め、危険性除去や基地負担軽減、一日も早い返還への道筋を付けてほしい」と述べ、協議の場で同飛行場の危険性除去の議論を深めるよう求めた。