中国軍、早期警戒衛星実験を計画 ミサイル防衛、米に対抗


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 中国人民解放軍がミサイル防衛(MD)網構築へ向けて、敵の弾道ミサイル発射を探知する早期警戒衛星の実験衛星を打ち上げる計画があることが中国軍系の文書で24日、分かった。ミサイル攻撃に対処する地上配備型迎撃システム「高高度防衛ミサイル」(THAAD)の要となる「Xバンドレーダー」開発に着手したことも判明。いずれもMDの中核技術で、米国に対抗可能な包括的な開発を急いでいることが明確になった。

 MDには発射直後の「初期」、大気圏外で慣性飛行する「中間」、着弾前に大気圏に再突入する「最終」の3段階があるが、3段階全ての迎撃システムを開発しているのは米国のみ。
(共同通信)