首相、秋の日中首脳会談目指す 関係改善へ9月下旬にも


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 9月上旬の訪中を見送った安倍晋三首相は24日、同月下旬から11月にかけて第三国で予定される複数の国際会議を利用し、中国の習近平国家主席との首脳会談を目指す方針を固めた。最も早いケースで、9月下旬に両首脳の出席が見込まれる米ニューヨークでの国連総会の際に行う案が浮上している。「関係改善への意欲を示す好機会」(外務省幹部)と位置付け、近く日程調整に入る。

 今回の訪中見送りの背景には「中国側の招きに応じて抗日戦勝記念行事に出席すれば、反日宣伝や軍事力強化を正当化したい相手の思惑通りになる」(日本政府筋)との読みがある。
(共同通信)