海保 先島に尖閣部隊検討


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 海上保安庁は、尖閣諸島付近で領海侵入を繰り返す中国船舶に対応するため、専門部隊を県内に配備することを検討している。海保関係者は25日、取材に対し専門部隊は先島地方への配備を念頭に置いていると話した。

 2012年9月の政府による尖閣諸島国有化後、中国公船による領海侵入、接続水域航行が常態化する一方で、中国漁船の操業も活発化している。海保によると、尖閣周辺領海からの中国漁船への退去警告隻数は12年は39隻、13年は88隻、14年は208隻と推移している。