辺野古、高江守ろう NGOがネットワーク設立


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構成団体を代表してあいさつする「辺野古・高江を守ろう! NGOネットワーク」メンバーら=26日午後6時ごろ、参院議員会館

 【東京】国内外で環境や平和、国際協力分野で活動するFoEジャパン、グリーンピース・ジャパン、ラムサール・ネットワーク日本、ピースボートなど14のNGOや市民団体が26日、「辺野古・高江を守ろう! NGOネットワーク」を設立した。同日、都内で設立集会があった。辺野古・大浦湾や高江の新基地建設に反対し、生物多様性を守りながら持続可能な開発が行われることを目標に掲げた。

 同ネットワークは、米軍普天間飛行場返還に伴う名護市辺野古の新基地建設計画、米軍北部訓練場一部返還に伴う東村高江周辺でのヘリコプター着陸帯(ヘリパッド)新設計画に反対するため、地域住民や県内団体と連携して行動する。
 設立集会には市民団体メンバーら約160人が参加。構成団体代表らが「辺野古、やんばるの自然の素晴らしさを伝えたい」「全国的に世論を盛り上げたい」と訴えた。
 設立集会では前知事による辺野古埋め立て承認を検証する第三者委員の桜井国俊沖縄大名誉教授が記念講演し、第三者委員会が「瑕疵(かし)あり」と判断した埋め立て承認の問題点を説明した。【琉球新報電子版】