復興庁は2兆4759億円要求 16年度概算、新交付金も


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 復興庁は27日、2016年度予算の概算要求をまとめた。国土交通、環境など他省庁が実施する事業を含め、15年度当初予算比で1・6%増の2兆4759億円を計上した。被災者の環境の変化に合わせて心のケアなどを実施する「被災者支援総合交付金」を創設、228億円を要求した。

 総合交付金は、被災者が仮設住宅から災害公営住宅に転居するなど暮らしぶりの変化に対応して支給。心身のケア、新しい居住地でのコミュニティーづくりへの支援などに充てる。
 このほか、復興交付金に2492億円、東京電力福島第1原発事故の除染に4527億円を計上した。
(共同通信)