中国軍、サイバー攻撃力重視 ウイルス注入や情報かく乱 


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 中国人民解放軍がサイバー戦の訓練に当たり、敵の情報システムへのウイルス注入、情報かく乱、安全システムの弱点発見などを重視していることが中国軍の専門家がまとめた文書で29日までに分かった。

 中国は、米国などでたびたび発生しているサイバー攻撃に関連し「中国もハッカーの被害者だ」として当局の関与を否定しているが、軍事力の一環としてサイバー攻撃を認めていることを裏付ける文書は珍しい。
 文書は2010年にサイバー司令部を発足させた米軍の動向を詳述。米国に対抗し、能力面で追い付こうとする姿勢が強くうかがえる。(共同)
(共同通信)