「期限過ぎれば工事再開」 辺野古新基地で菅氏明言


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菅義偉官房長官との意見交換後、記者団の取材に応じる自民党県連の具志孝助幹事長=29日午後3時20分ごろ、那覇市内のホテル

 来県中の菅義偉官房長官は29日午後2時半ごろから、那覇市内のホテルで自民党県連との意見交換会に臨んだ。島尻安伊子県連会長や具志孝助幹事長らが出席した。終了後、記者団の取材に応じた具志氏によると、菅氏は席上、名護市辺野古新基地建設の工事を停止した上で実施している県との集中協議の9月9日の期限を過ぎた場合、県の潜水調査が終了した時点で「予定通り工事を再開する」と明言した。

 具志氏によると菅氏は県が今月31日から行う潜水調査の期間が、台風の影響で工事停止期限の9日を超えることについては「数日の延期はやむなし」との認識を示し、容認する考えを重ねて説明した。一方で県との交渉延期を目的に工事停止の期限を延長する考えはないことも強調した。
 菅氏は自民党県連との意見交換会の後、名護市、那覇市を除く県内9市の市長と非公開で面談している。
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