第4回集中協議も平行線 翁長氏「厳しい」、菅氏「危険性除去方法一致せず」


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 米軍普天間飛行場の名護市辺野古への移設をめぐる県と政府の集中協議第4回会合は29日午後5時30分ごろ、終了した。終了後、記者団の取材に応じた翁長雄志知事と菅義偉官房長官によると、辺野古移設をめぐる互いの立場は平行線が続いた。協議は全5回中、残り1回を残すのみとなったが、互いの溝は埋まらないまま最終回を迎える。

 翁長知事は第4回会合後、記者団に対し「いずれにしろ厳しい状況だというのははっきりしている。話し合いは今後もシビアになると思う」と話した。菅氏は「普天間飛行場の危険性除去の方法について著しく一致しなかった」と述べた。
 【琉球新報電子版】

集中協議第4回会合を終え、記者団の取材に応じる翁長雄志知事=29日午後、那覇市内のホテル
集中協議第4回会合を終え、記者団の取材に応じる菅義偉官房長官=29日午後、那覇市内のホテル