安保法案反対を訴え 沖縄行動に2500人


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安全保障関連法案の全国一斉行動の沖縄大行動で抗議の声を上げる県内参加者=30日午後5時すぎ、那覇市の与儀公園多目的広場(諸見里真利撮影)

 安保法案に反対する「戦争法案廃案! 辺野古新基地建設断念! 安倍政権退陣!8・30沖縄大行動」が30日夕、那覇市の与儀公園多目的広場で開かれた。約2500人(主催者発表)が参加した。

同日に国会周辺など全国で開かれた集会と連動した全国一斉行動の一環で、安保法案廃案と安倍晋三内閣の退陣に加え、沖縄では米軍普天間飛行場の移設に伴う名護市辺野古の新基地建設にも反対した。
 市民のほか県選出の国会議員や弁護士、政治学者、沖縄戦体験者ら多数が参加した。参加者は「私たちが、戦争しない未来をつくる」と題したアピールを採択した。
 集会後は若者たちの団体「SEALDs RYUKYU(シールズ琉球)」によるラップのコールで声を合わせ、国際通りを県庁までデモ行進した。
 実行委員長の高良鉄美琉球大学教授は、沖縄戦や日本復帰などを振り返り「憲法からは考えられない、戦争ができる法律が通ろうとしている。沖縄だからこそ今こそ戦争法案を絶対に許さない」と訴えた。