海外識者、新たに28人賛同 辺野古承認取り消し声明


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 【ワシントン=問山栄恵本紙特派員】米国を中心とした海外の有識者や文化人らが21日発表した翁長雄志知事に名護市辺野古沖新基地建設による埋め立て承認を取り消すよう求める共同声明に30日までに、新たに28人が加わった。声明への最終的な賛同者は計109人に上った。

 新たに加わったのは、「平和学の父」として世界的に知られるヨハン・ガルトゥング氏、北アイルランド紛争の解決に尽力したノーベル平和賞受賞のマイレッド・マグワイア氏、米国のベトナム戦争撤退に影響した機密文書「ペンタゴン・ペーパーズ」をリークした元米政府高官のダニエル・エルズバーグ氏ら。
 共同声明に署名したオーストラリア国立大のガバン・マコーマック名誉教授は「沖縄の大義名分は合法で公正であり、幅広い支援を受けるに値すると信じている。世界のコミュニティーによる支援が得られるために私たちはできることをする」と強調した。