大阪府、退職金廃止し給与上乗せ 知事に意見具申、実現なら全国初


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 大阪府特別職報酬等審議会は31日、知事の退職金を廃止するよう、9月1日に松井一郎知事に意見具申することを決めた。退職金分は給与に振り分けて上乗せし、任期中の収入総額は変わらない。9月議会に条例案が提案される見通しで、府によると、実現すれば全国で初めて。

 意見具申によると「知事は公選職で、在任中の勤務に対する報償として退職手当を支給することは性質上なじみにくい」と指摘。報酬の透明性が高まると判断した。適用は次期知事からとなる。
 大阪府によると、現行の大阪府知事の退職金は、1257万6千円で47都道府県の中で最低額。
(共同通信)